秋といえば、果物の季節。りんごや梨ももちろん魅力的ですが、私にとって秋の一番の楽しみは、やはり「ぶどう」です。スーパーにも立派なシャインマスカットや巨峰が並びますが、どうせなら産地で買いたい。そして新種に出会いたい。そんな思いに駆られ、先日、山梨県笛吹市までぶどうを買いに出かけてきました。

笛吹市は「ぶどうの王国」
山梨県といえばワインや果物が有名ですが、その中でも笛吹市は特に「ぶどうの王国」と呼ばれるほどの名産地です。甲府盆地の温暖な気候、日照時間の長さ、水はけのよい土地…。自然条件がそろい、全国でも有数のぶどうの産地になっています。
フルーツライン沿いの農園へ
今回行ったのは国道20号沿いにある観光客が押し寄せる「里の駅」地元のスーパー「いちまやマート」、JAの直売所「JAフルーツ山梨フルーツ直売所八幡店」そして笛吹市を東西に走る「フルーツライン」と呼ばれる道沿いにある「カノハタ農園」と「向山フルーツ」。
今回はシャインマスカット、クイーンニーナ、サンシャインレッド、マスカットノアールの4種類。
- シャインマスカット
説明不要の王様。皮ごと食べられ、パリッとした食感と上品な甘みが魅力です。里の駅(750円)、いちやまマート(899円)、カノハタ(1200円)で購入 - クイーンニーナ
大粒でしっかりした果肉。酸味が少なく、上品な甘みが特徴。色鮮やかな赤紫色が美しく、食卓に映えます。去年はこれが一番おいしいと感じました。里の駅(750円)いちやまマート(799円)で購入 - マスカットノアール
巨峰のような色をした皮ごと食べることができる新種のマスカット。見た目の色の濃さに反し味はほぼシャインマスカットでした。JA(1120円)で購入 - サンシャインレッド
シャインマスカットの赤版です、と言われ購入。皮が薄くてパリッと食べられ、果汁がじゅわっと広がる甘さが最高。向山フルーツで購入(1000円)
そして何より、向山フルーツのサンシャインレッド。色や形が少し良くないものが3房入って1000円という破格で買うことができました。あまりに安いので2パック購入。爽やかでみずみずしい甘さが際立ち、食べるたびに旅の思い出がよみがえります。これは間違いなく「今回のMVP」でした。

街全体が果樹園のような風景に包まれ、走るだけで楽しいフルーツライン。そして直売所で出会ったサンシャインレッドの感動。きっとこれからも、秋が来るたびに笛吹市を訪れたくなるだろうなと思います。
もし「旬のぶどうをとことん味わいたい」と思っている方がいたら、ぜひ笛吹市、そしてフルーツラインの農園を訪ねてみてください。10/4にぶどう祭りがあるとポスターが貼ってありましたので、今からでも間に合うと思います!