今年の7月に息子と二人で韓国のソウルへ旅行に行ってきました。

息子にソウルで何かやりたいことはあるかと聞くと「板門店」に行きたい、とのこと。「板門店」とは韓国と北朝鮮の軍事境界線上の地区のことで、会議をする青い建物があります。

私は25年ほど前に「板門店ツアー」に参加したことがあります。その時は境界線の目の前まで行ったり青い建物内に入ることができました。なので今回も板門店へ行けると思い検索してみるも、DMZツアーばかりで板門店ツアーは見つけることができませんでした。よく調べてみると、昨年7月に米兵が板門店で軍事境界線を越え北朝鮮へ行ってしまったことで、今年の夏もツアーは中止の状態でした。
というわけで、DMZと第三トンネル、展望台から北朝鮮を見学するツアーに参加。海外の現地ツアーに特化したベルトラというサイトから予約しました。
朝の7時に明洞駅集合、解散は15時を過ぎていました。
ここではツアーに参加した感想や意見ではなく、ツアーそのものについての説明をします。
必要なものはパスポート。あとは食事がでないので食べ物とお茶を持参しました。
まず7時頃に明洞駅に集合しました。ほぼ時間通りにバスとガイドさんが来て名前の確認がありました。バスは何台かあり、私たちが参加した日本語対応と英語でのツアーも同時に来たようでした。
明洞を出発して、もう一か所、集合場所になっている南大門の近くのホテルで2名を乗せて出発。バスの中でパスポートをガイドさんに渡します。DMZへ入るときにスムーズに入るため、と説明され、慣れた手つきで巾着に入れて保管していましたが、パスポートを手元から離すのはとても不安でした。
まずは臨津閣(イムジンガク)公園に行きます。ここでこの公園の説明を受け、自由時間がありました。レストランも少しありますが、ゆっくり食べるほどの時間はないためファストフードっぽいお店で腹ごしらえをしました。チキンとトッポギがカップに入っているものを食べましたが、観光地のお店なので高いですしそんなにおいしいわけでもなかったです。
あたたかいものを食べたいのでしたらレストランで食べるのもいいですが、節約したいのでしたら事前にコンビニでおにぎりやパンを買って持っていくことをおすすめします。
統一村はDMZ内にある村で主に北朝鮮にルーツのある人が自分で選んで暮らしているそうです。少しでも近くにいたいということなのだと思います。検問所のようなところがあり、夕方になると閉鎖されるので村の人は村から出られなくなるそうです。逆に考えると悪い人が入ることができない、絶対に守られている村。船が出なくなると身動きがとれなくなる、小さな離島のような感じだなと思いました。

村へ入るときは韓国の軍隊の男の子がバスの中に入ってきて、ひとりひとりの確認をします。軍隊の子は息子とそんなに年齢が変わらないくらいに見えました。
ここでドライブインのようなお店に立ち寄りました。

統一村で作られている作物や韓国の特産品が売られていました。お土産は買わなかったのですが、外の売店で売っていた統一村で作っている大豆ようなチャンダン豆のソフトクリーム(400円くらい)を食べました。これがとてもおいしい!きな粉っぽい日本人の好みの味だと思います。行かれる方はぜひ食べてみてほしいです。
このあとメインのDMZへ行くのですが、長くなりそうなので続きは明日書きます。