3か月前の今頃は、羽田空港でマレーシアのAPU(アジアパシフィック大学)に留学する息子を見送っていました。

マレーシアへは行ったこともないのに、図書館で借りた本でインスピレーションを感じたらしく、APUに進学を決めた息子。異国の地での生活は大丈夫なのか、悪い人に流されてしまわないか。コロナにも4回かかっているし、よく体調を崩すので心配は尽きませんでした。

最初ははじめてのことばかりで興奮しているでしょうし、念願の留学なのでつらいことがあっても強がって本音は言わないだろうと思っていました。実際、LINE電話で話していても、弱音は吐きませんでした。

3か月が経とうとしている先日も電話で話しましたが「日本が恋しくなったことがない」とのこと。マレーシアが肌にあっているようです。寒がりの息子にとっては、赤道に近いクアラルンプールは居心地がいいようです。

食事もおいしいものが安く食べられると言っています。500円~700円くらいでおなかいっぱいになるそうです。写真は息子がお気に入りのアラブの料理「シャワルマ」です。

コンドミニアム(マンションのような大学の借り上げ住宅)では自炊しているそうです。電話中もチャーハン作っている、と言っていました。土曜日にやっているマルシェでは、マンゴーが70円くらいで買えるそうで、それがとてもおいしいと写真が送られてきました。

勉強についても、留学友達と協力しながらなんとかついていけていると言っています。最近テストがあったけど、7割あっていた、と言っていました。ただ、マレーシアの言語である「マレー語」についてはやる気にならない、と言っていました。

先週末は大学でフェスティバルがあり、国ごとに出し物をしたそうです。JAPANチームは13名で法被を着てはちまきを巻いて「ソーラン節」を披露しました。どちらかというと文化祭のようなものにはドライだった息子ですが、高3の文化祭から真剣に取り組むようになり、今回のソーラン節も送られてきた動画を見たら、とても真剣に踊っていました。その見えない網にニシンがかかっているのが想像できるほどの踊りでした。

都立の進学校出身で、周りのお友達は国公立や早慶に進学をする中、道を外れて学年でただひとり留学をした息子。高校在学中からコンフォートゾーンを抜け出したい、とよく言っていました。
自分で決めた道なので毎日を楽しく過ごしているのだと思います。 

今の私にできることは、遠くでがんばっている息子をただ信じること。それだけだな、と思いました。

今週末から冬休みなので、バリ島のお友達の実家へ行くそう。ビットコインで儲けたらしい。
お正月も帰らないと言うので、夫と娘と3人で会いに行くことにしました。HISの格安旅行です。
初めてのクアラルンプール、楽しみです!滞在中に授業が始まるので、大学へも行ってきます!